88本の弦まで気を伸ばす

次男が通っていた合気道道の師範(100歳近い著名な先生)は、以前こんな事を演武されていました。
お正月のイベントでお雑煮食べた後にスックと立ち、木刀を構えて仰るに。

「気は全身隅々まで巡らせる事が大事。
また、このように木刀を持った場合、木刀の先まで自分の気を巡らせる事が出来る。
その際、木刀はただの木ではなくなり、自分と一体化し、自分の気も木刀の長さの分伸びる」云々

クラシック楽器のほとんどはボディが木ですが、楽器って結構「意識あるかも?」っていう時があります。
人形や石にも「個性あるかも?」っていう感じと近いかも。
愛車、愛機と言いますが、ユーザーとの相性みたいなのもありそうです。

先日は、中学校の図書室に置いてあるグランドピアノでの伴奏でした。
普通のヤマハグランドC5。
校舎建て替えの為に、一時避難として図書室にあるらしく、ずっと弾いてると
「もっと弾いて欲しい!」みたいな感じを受けました。
この1年は一時避難であまり弾いてもらえなかったのかしら。

普段ピアノ弾く時は「指から鍵盤」、あとはペダル位が私の「意識の領域内」なのですが、
今日は「もっと弾いて!」呼びかけを感じたからか、
「指」からグランドピアノ内の弦まで意識を伸ばしてみました。
一音一弦。
低音の弦、高音の弦、一音ずつパラパラっと音を出さずに弾きながら、合気道師範が仰ってた「気を伸ばす」ってのをやってみます。

弦が金属だからでしょうか。
なんかすごい意識が伸びました。
88鍵分ズァァっとほぼ一瞬で。

その状態で「次の節目はモヤっとした音で短めに鳴らしたい」なんて想像をすると、その弦から「モヤっとした」音がポンっと鳴ってるイメージが起きました。
イメージ出来ちゃえば、あとは手が勝手に動いて、弦が勝手に鳴るっていう現象が起きるだけ。

おーー、今までこんな弾き方知らなかったなぁ、と感心しました。
図書室のグランド、ありがとう。
そうか、こうやって楽器と一体化するのか。
今までも割と色んな回路を使って演奏してきたつもりだったけど、今日発見したのは新たな方法でした。
これアップライトだとちょっと難しいかな。
グランドだとハンマーまで見えるから想像しやすいよね。

「鍵盤から弦」てイメージが私にとっては新しいアイデアだった訳ですが、そもそもギターやバイオリンの人は弦を直接触ってるので、イメージの範囲はどこなんでしょうか。
興味深いところです。


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