次男は暇さえあればyou-tube見ながらゲームをやってる。
ゲームかyou-tubeかどっちかにしろ!って叱っても
音楽必要だからー、と言ってyou-tubeを流す。
どんな音楽聴くかと思うと
EDMとか「誰かの曲をアップテンポにアレンジしたもの」ばかり。
オリジナルソングが誰なのかも分かってない。
Netflixも契約してるが、次男はNetflixサイトに行くのすら面倒なのか、
you-tubeでサムネイルが目についた鬼滅とか流しかけしている。
海賊版バージョンみたいなやつで、画質を落として左右に不要なロゴとか追加してるものばかり。
一応元プロのミュージシャンからすると、
「なんなの!?(怒)」一家言でも言いたくなる。
そもそも曲のセンスに納得がいかない。
「それもう音楽じゃないから。運動っ!ただの運動用機械音っ」とか
「映像だって音と合わせてクリエイターさんが必死に作ってんのよ、せめてNetflixで見ろっ」
とか言ってしまう。
映画なんて到底2時間見られないのに、tiktokの1分ものを2時間近く見ている。
ジブリ映画すらろくに見てないのに、「目がっ目がぁっ」とか連発してるtiktokを延々見ている。
全てが手軽だから「ちょっとでも良いクオリティを」っていう探究心も減っちゃうんですね。
いやー私もババアになったなぁ。
一方で長男はゲーマーで、自分の戦歴をコラージュした「キル集」なるものをアップしている。
そんなもん見たい人いるの?と思ってたら、これが案外再生回数を稼いでて、セミプロチームからも誘われてる始末。。
動画作成にあたって、アップ時間、タイトルの名称、BGMの選曲などなど、
色々配慮する事があるそうで、他の人のキル集を調査して気づいた事を一個一個検討している。
最近は「みんな画面をバシバシにしてる!」という事に気付いたらしい。
見てると「まるで上手い人のプレイをしてるよう」に錯覚させるのがミソなんだそうだ。
それが見てて気持ち良いんだそうで。。
脳のハイジャックだな。
一個ずつのキルを(この言い方大嫌い・・)短くして、
プレイが上手かのように、派手なアクションをバシバシ切り替え、色も派手にし、
なおかつ全体が3分以内に収まるようにすると良いらしい。
録画時はむやみやたらとキャラクターアングルを動かし、画面がバシバシ光るくらいにして録画するんだとか。。
「ほら、再生回数上がったよ!」とか言っちゃって、
学校の勉強してくれよ・・・とほほ。
で、この長男がやってる作戦を次男にも知らせると、
「おーすげー」とか言いながら、鼻垂らして2~3分の動画をボヘーっと見てるんですよ!
おい、長男!
ここに君の被害者がいるぞ!
どんどん次男がアホになってるぞ。
やめてくれよも〜!
「君がやってる事なんて、日本の広告業界は知り尽くしてるんだろうよ。
ありとあらゆる手段がとられてると思うよ」と長男に話すと
「それな〜。金のためにはしょうがないよねー」とか適当言いながら2階に逃げられてしまった。
うむ、私の教育は色々失敗してる。