学習障害アリのアポロン君ですが、中学受験の塾に通っています。
この地域80%くらいの小学生が中学受験するのです。
かく言う私も中学受験しました。
SAPIXの前身であるTAPという塾に通ってまして、
それはもう成績ヒエラルキーのイルミナティみたいな組織でございました。(当時イメージ)
私が5年生の頃、TAPの先生が組織分裂しまして。
TAPのSクラス(成績上位クラス)の子供たちを引き抜いてSAPIXを作ってしまったのです。
当時Dクラスで「ボヘー」っとしてた私にはそんな引き抜き話が来るわけもなく(笑)。
ある日Dクラス担当の先生が
「君たち受験生に不安を与えてすまない!でも先生は残るから!」
みたいな事を授業開始時に泣きながら喋ってて
「この建物の人にとって上位クラスの子供以外は不要なんだなー」みたいな感想をボヤーっと思った記憶があります。
これはバラしてはいけないネタだったかもしれない。
ははは。
でも結局TAPは無くなっちゃいましたからね。
あのDクラスの先生はどこに行ったのだろう。
成績悪い人は必要ないんだ、っていうのは中学受験トラウマとして残ったかもしれない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/TAP%E9%80%B2%E5%AD%A6%E6%95%99%E5%AE%A4
話を戻しますと、アポロン君の受験勉強ですが。
当然、難航を極めてまして、
算数の「水量の変化(容積に水を入れる速さの問題)」の授業では、全身蕁麻疹が出てしまったのでした。難航だけに何個も軟膏ぬるしかな〜い( ゚∀ ゚)あはは
彼も辛いがこちらも辛い。。
偏差値35!目指して、これ以上どーにも出来ない程ゆるゆるでやってるのですが、それでも彼にとっては過負荷。
何か対策を考えなきゃいけない。
2教科にするとか、個別塾にするとか、中学受験やめるとか(それ対策か?)。。
アポロン君は実はすごいヤツで、いつも脳内スパークしてるし、太鼓叩かせてセッションすると、誰よりもいい演奏反応をするのです。
描いてる絵もドン引きするくらいグロいのですが、何か彼独自の世界観があり、見入ってしまいます。
ミュージシャンや俳優としての才能はかなりポテンシャル高そう。。
なので、まぁ本人が歪まないでいけるような、発達支援的な中学受験を検討してるのです(東京では可能)。
が、アポロン君の徹底的な「わかんない!勉強したくない!」という頑固姿勢に、私自身も随分学習させられてます。
昨日は理科の授業が始まる前に「振り子」の宿題を一緒にやりました。
説明を聞いてるだけで辛いらしく「ワーカーラーナーイー」と、私の声をかき消してきます。
「等速直線運動」とか言われるだけで「聞きたくない」という態度を示してきます。
まーそーだよね。
最後に「周期が2倍なら、振り子のヒモは2×2で4倍!バイバイ!倍々!倍の倍だからね!」と
念押ししてから、台風の中自転車で送りました。
塾終了後、大雨の中帰ってテストを見れば、今週のまとめテストも正解は1問だけ。
100点中5点。
やってもやってもコレ。
本人だって分かってて、これ以上テストを受けたくなくなってきてます。
でも、正解だった1問を見たら
「3 x 3で9倍」と書いてありました。
「あ、倍々のところ出来たんだね!やったね!」と頭を撫でれば、とても嬉しそうにしてました。
(なぜ倍々になるのかの原理はおそらく理解していない)
台風の中、この一問だけに塾行った甲斐があったわ〜〜〜!!
と、もはや親の自己満足として台風中の就寝となったのでした^^。
ネットで調べても、学習障害の子供、偏差値30とかの子供の中学受験についてはほとんど情報ないんですよね。
世の中、そんなに勉強できる子供ばっかじゃないと思うんですけどね。
成績悪い子供は中学受験業界には必要ない、てのが真実なのかな。
東京だけの話かもですが、個性ある子供も受け入れてくれる中高一貫校って結構あります。
公立で結局高校受験につまずくか(自力で立ち直るならそれもアリ)、先手を打って大学までのんびりしながら別の側面を伸ばせられるのは良いと思います。
もっと低レベルの受験対策も特集して欲しい。
なんせ本人も勉強不得意なの自覚するので、受験勉強の日々がかなりの地獄です。
ぶっちゃけ褒めるところが見つからない >< !
親も誉め方とか接し方とか日々学ぶチャンスではあるんだなーと思ってます。
もう今なら、3人目とか育てたら凄いマイルドに誉めながら育てられそう。
子育てうんざりだけど。
自分育てと思って頑張ろう。。