アポロン君は次男気質の甘ったれで、人懐っこくて可愛いヤツです。
反面、深く考える事が苦手で、左利きも手伝ってのぶきっちょさん。
どーも、お勉強には向いてないよう。
学校から要請がありWisc検査をした結果、週一でマンツーマンの「のびのび教室」という個別授業を受けてます。
長男もそうだったから特に抵抗もなく、通級の先生には毎回本当に心から感謝しています。
とにかく先生の対応が素晴らしいのです。
めっちゃくちゃに散らばってる作文を
「こういう事があったんだね」
「ここがきちんと出来てて花丸だね」と冷静に解読した上、
漢字なんか一文字も使われていない、超汚いひらがなの文字列の中から
「ともだち」という文字だけ拾ってきて
「これからは、”とも”は”友”で書こうか?」
と1個1個、ほーんとに一歩一歩、整理して前進して行くのです。
先生!ともだちの「達」も4年じゃ必修漢字です!
あー無理や〜〜。
私だったらアレもコレも直したくなっちゃうわ。
まずこの作文用紙見た瞬間にツッコミどころが多すぎてキャンキャン責め立てちゃうわ〜〜。。
いっそこういう先生に子育て代わってもらった方が、よっぽど社会のためになるんじゃないか、とか思っちゃうダメ母でございます。
とはいえ、長男での経験もあるので、
大分ADHD的行動にも余裕を持って対応できるようにはなったのです。
ホチキスで自分の指刺しちゃった〜って言われた時も、
それがまたもう一回同じことしちゃった〜って言われた時も、、
ガスストーブ買って「このボタンは押すなよ」って言った瞬間に押してた時も、、
「まーウチの子だからしょーがないかー」て遠い目をしてそれを受け入れたものです。
ただその時、どうしても「アポロン君おバカだからしょーがないねー」って言っちゃうのYO!
お、思わず。
分かってますです。
これ、本当は絶対やっちゃいけない。
愛情を持って言うにしても、本人に聞こえてるし(ていうか言ってるし)
本人も慣れたもんで「へへー」みたいな顔しちゃってるけど、
つまりは本人も「自分で自分の事バカだ」と思ってる訳で。
彼の可能性をすごく狭めている。
でも言いでもしないとこっちのストレスもフルスロットル。
子育てアルアルじゃないかと思うのですが。
私が中学受験した当時は「3回間違えた!」てだけでテキストと鉛筆を投げつけて来た両親ですが、
今となってはすっかり老境に至ったのか、
孫育てにおいて驚きの精神力を見せるようになりました。
週1でおじいちゃんが勉強を見ていますが、
「一歩一歩やるしか無いんだ」
と言って、ひたすら間違った漢字を書き出して何度も何度もやらせます。
そのしつこさたるや!
100回やって99回忘れるような状況で、
むしろ何もしない方がお互い良い結果になる気もするんですが。。
老年のカメのような一歩一歩に小学生が勝てるわけもなく。
何度も同じ漢字をあの手この手で書かされてるうちに、学校の漢字テストで70点くらい取れるようになって来ました。
そうなると「アポロン君はバカだからしょーがない」じゃなくなってくる。
教える側が「バカだ」と決めてあきらめちゃったから「バカだ」と言う結果になってるだけって事になるわけです。
そもそも「バカだ」って言う必要すらないのです。
老年、すごい。
まー歴史とか新たに始まるとまた100点中3点とか取ってきちゃうのですが。
ふ。
3点。
頑張って教えたのに。。
解答用紙に絵描いてるし。
キツい。。
最後はきっと少しでも良くなる!と信じて(未来を見すえて)
それに向かって折れずに焦らず一歩一歩やってくしか無いのでしょう。
ヘルメス君だって、今は普通に漢字書いて、、(床に散らばるテスト用紙を見る)書いてねーわ。。
とにかくね!
「○○は△△だ」って言う批判やラベル張りするヒマあったら、どんどん行動していくが良い!
老年になったら私だって出来るようになるはずだ。
孫がいれば、孫に「お前はバカだ」なんて言うおばあちゃんではいたくない。
むしろそんな事言うおばあちゃん嫌だ。。
私の老境へ向けての精神修行の一環ですな。
それと、忘れてはいけない初心。
子供に「○○は△△だ」は不要。
まだそんな定義にも染まっていないのだから。
子供は天使!って言う以外には必要ない!はずだ〜。。