夏の終わり


長男ヘルメス君(高2)が短期留学から帰国しました。
フィリピンで1ヶ月、英語とプログラミングの勉強をしてきました。
初日から迎えの人に会えず、wifi切れて連絡もつかず、、
とヒヤヒヤ連続ではありましたが、なんとか1ヶ月サバイブして帰ってきた!
という事で、一つの成人の儀??を通過したかな?
電気代も払ってないくせに宿題せずにゲームばかりしていたヘルメス君。
強いんだかなんだか知らないけど、ゲーム内でいつも威張ったり仕切ったりしてるように見えるし、
「井の中の蛙だなー。もっと苦労して成長してこーい!」
と思って短期留学行かせたんですけどね。
苦労させるはずが。。
ゲームこそしなかったものの、奴め、なんとカジノに行きおって。
現地では16歳でOKらしい。
元々オンラインカジノとかも得意なんだそうで。
「合計9万円くらい儲かったー」
「高級中華料理店に来ています」とか
「先輩たちにケーキ奢りました」とか。。
なんか、豪遊してますね??
流石に終戦記念日に「今日もカジノで儲かりました」とLine来たときは、
「どーでもいーから現地で戦死した日本兵に謝って来い」と返信しました。
とは言え、ツアーでスラム街に調査に行ったり色々と経験はした模様。
どこ行っても腐った匂いがする、
電線が崩壊してる、
トイレ詰まる、豪雨で外歩けない、そもそも歩道がない、
同室の子とソリが合わなかった、
などなど。
中でも闘鶏を見に行ったのが強烈だったそうで。
地元民の異様な熱気の中、ご当地ルールも分からないで結構な額かけてしまい、
目の前で負けた鳥は血飛沫をあげて死に、
その肉はそのまま現地のマクドナルド的業者に引き取られていったという。
その会場の雰囲気に、恐怖というより「面白い!」と感じてしまった自分に驚いたそうで、
「うーん、それ洗脳状態じゃない??」とこちらとしてはやっぱりヒヤヒヤなんですが。
そんなこんなも引っくるめて、とりあえずサバイブして帰ってきたのだから、
「ここからはほぼ大人として扱わせて頂きましょう!」
って事で。
帰国して3日後くらいか。
不機嫌マックスな父親に、またもや家庭内で夫婦喧嘩が勃発し、
あーだこーだ巻き込まれて説教垂れられた長男は
「フィリピン帰りてー」とぼやいてたので、
「自力で稼げそうな方向性も見えたんだから、
これからはもっと向上してさっさと出てってちょーだい」と
言っときました。
この家族を始めてから17年くらい経ったわけですが、
そろそろ変わってく時期ですかね。
まぁまだ歳の離れた次男がいるのでなんともですが。
子供が巣立った後も「お母さんずーっとここにいて家守ってるから!」
っていう気持ちはサラサラ無いのですが、どーでしょうね。
理想的には子供が巣立って一旦解散!
年に一度くらいは4人で集まろうね、くらいの感覚のファミリーは無いだろうか。
「宇宙人アミ」の小説とか読むと、
他の星では一人の人生がとても長いので、
子供が成人して地球で仕事したりする一方、
お母さんやお父さんもそれぞれ違う星で仕事してたりするし、
それでも愛は繋がってる感じでいいなぁと思ったのでした。
医療が発達して就労可能な人生が長くなれば必然的にそうなりそうですよね。
とは言え、帰国してからまたゲーム三昧に戻るヘルメス君に、結局いつ雷を落とすべきか迷う
残りの夏休みなのでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー