プリンセス願望とヒーロー欲求


実家の子猫(つがい)が、大分大きくなりまして。
まずは先にオスのクーちゃんを去勢手術する事になりました。
我が家の長男(高2)は「クーちゃん、、しょんぼりしちゃうよね。」としみじみ同情しています。
「猫としては君とほぼ同い年くらいだろうからね」というと非常に嫌そうな顔をしてましたな。
オス同士感じるものがあるようです。
つがいのメスは、急に相方がいなくなって一人寂しくなり、焦って泣いてたらしいです。
手術を終えて帰ってきたクーちゃんが頭にカラーつけてしょんぼりしてるのを見て、
必死に顔をソリソリ舐めてあげている、という貴重映像が撮れました。
可哀想ではあるものの、そこには本気で相手を心配している姿があって、動物ですらこうなのかと胸を打つものがあります。
先日Kindleでパラパラっと読んじゃいまして。
「嫌なこと全部やめたらすごかった

嫌なこと全部やめたらすごかった 女の無理ゲー攻略ブック [ 小田桐 あさぎ ]​」
ライトな内容ではありますが、でも言ってることホントだな〜と目から鱗なところもたくさん。
男女の違いで「ヒーロー&プリンセス論」という自説を展開されていて、これが非常に分かりやすい。
女性は男性にアレコレ気にかけてもらって、毎日かわいいねって褒められれたりっていう
「プリンセス願望」がある一方、男性は別にそんな願望はない。
逆に男性は「ヒーロー欲求」があり、アレコレ女性の要望に応えてあげたり、不慣れな事でも女性に良かれと頑張ってみたりと
「期待に応えてあげた事に感謝されたい、すごいって言われたい」という願望があるんだよって事でした。
男性心理の分かってない女子はここがダメで、
男性も女性と同じように「あれこれしてもらったら嬉しいだろう」と勘違いしてるんだそうです。
男性もきっとそうだろうと思って、ワガママに全部答えたり、あれこれお世話したりして、結果ダメンズ製造機となってしまい、結果双方不満まっしぐらに。。
男性が幸せを感じるのは、自分が「してあげた」事を褒められた時、確かな手応えを感じた時って事なので、やってること真逆ですね。
あ、なんか息子を育ててきてそんな感じしますね。
ダメンズ育成してきましたね。
はい。

息子のトリセツ (扶桑社新書) [ 黒川伊保子 ]
「息子のトリセツ」っていう本で、自分の息子を「自分が思う最高のイイ男に育てる」って説いてるのもありました。
「イイ男になってね!」と言って育ててたら、本当に母親思いで、よく手伝ってくれる優しい男性になったそうです。
男子は
期待をかける -> 応えようと頑張る -> すかさず「すごーい助かる!かっこいー!」と褒める
このルーティーンが黄金ルートなんでしょうかねー。
息子に対して母である私がやってる事って言ったら
出来てないところに文句を言う -> やらない -> さらに腹が立つが期待しても無駄なので全て私一人で背負い込む -> さらに全くやらない
って言う負のスパイラルですわっ!
あれ、なんでこんな話になったのか。
あ、そうそうオス猫の去勢でした。
クーちゃんと二匹の愛が純粋かつ素晴らしくてね。
オスメスで本当に陰陽だなと。
二匹で上手に補完しあってるのです。
ちょっとおバカだけど向こうみずに先陣切っちゃうオスと、ずる賢くて頭脳派だけど甘え上手なメス。
そんなオスが去勢されてしょんぼりしてるんだから、メスも労る気持ちが芽生えるってものなんでしょうね。
ちょうど読んでた本も相まって、ウチは男子しかいないんで、男性を育てるってのはこういうコツだったのか!と
子育ても後半戦に入った今更ながら腑に落ちたのでした。
遅いわ〜。。
こう言う技?って、異性に興味のある女性だったら最初から知ってたんですかね。
私、異性どころか人間そのものに興味も無かったので、結果、息子育てで未精算の課題がドカッと来てしまったかのようです(笑)
男女それぞれの特性を活かして、相手に合った対応をしてく事が大事ですね〜。

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