アッフリカー♪


先週末は旦那のギターセッションに参加してTOTOのAfrica歌ってきました。
飯田橋の小さなタイ料理屋さんで、ご飯食べるだけでライブも聞けるというお気軽設定。
ギタリスト二人でウチでウヒウヒ練習してるのを見て、
「TOTOのアッフリカ〜♪ 私も歌えそう!やるわー!」
なんて言ってたものの、なんぞこれ!?
一見簡単そうに聞こえて、全然トリッキー。
歌詞とかさー
“things of the”とか”some of quiet”とか、、
なんていうかリズムは作ってるんだけど、さほど意味を無さない不定詞だらけで全く覚えられん。
そもそも私が最初に洋楽聞いたのは小学生の頃で、兄のカセットにあったvan halenとか。
中学生になってからはご多分にもれずグランジロック世代となり、Nirvana位しかまともに耳コピやっとらんのです。
大学1年で音楽サークルに入った時、4年の先輩たちはバリバリのプログレやってました。
1年の我々が2コードだけの汚いノイズで叫んでるの見て、華麗なツーバスきめてた先輩が
「いいなぁ、おまえ達の曲簡単で・・」って嫌味なく呟いてましたよ。
そんな訳で、TOTOも知ってはいたものの、まともに聞いてない部類。
コーラスの綺麗さに惹かれて安請け合いしたものの、歌詞を歌えるようになるのに1週間近くブツブツ言ってました。
でもこの音楽隆盛感は良いですよね。
より良くなりたい!っていう熱が純粋で、「この音楽でみんなを虜にしてやろう、支配してやろう」みたいなブラックマジックの香りをあまり感じない。
発展途上だからこその職人的純粋さが素敵です。
Rihannaとかホントかっちょいいんだけど、ブラックマジック強過ぎで直視出来ない。
PV見てるだけで洗脳されそう。
商売!商売!ってのが透けて見える。
聞くならオーディオだけにしたいです。
ちなみにYOASOBIのアイドルもPV見てると脳みそ直撃してくるから、これ以上小学生女子に見せたくない。
「セーのっ♪」で声を合わせた小一女子が
「ハイハイ、あの子は特別です、ワレワレは はなからオマケです」
って一生懸命歌いまくってるの見てゾッとしました。
次男が「あいつら”ハイハイ”ってラップしながら集団で歩いててマジ怖ぇ。俺は逃げる!」と言ってたのでほっとしたくらいです。
話をTOTOに戻しまして、ドラムの神様とも言われるジェフ・ポーカロについて改めて調べれば、
今となってはあらゆる記事でレジェンドを語って、もはや語り尽くされてますよね。
楽器屋に通ってた時こういうビデオは3~4000円してた気がするんだけど、
今やYouTubeで無料。
っていうか、見ても出来るんかコレ!ってツッコミ入れたくなりますが。

ポーカロ兄さん追っかけてたら、最終的に

渡辺美里のさくらの花の咲くころに

にたどり着き、
うーん、往年の集大成的テクニックが普通に日本のポップスバブル期に紛れ込んでた
という遺跡発見感。(いやリアルタイムだったけど)
そんでもって今や無料で聞けるってどーゆー事?と聴きまして。

うへぇやばいヨ

アタマは!!拍子の頭はどこなの〜〜!!??

もはや完全にリズム迷子。
一見普通の曲なのに、っていうか歌謡ポップスなのに目眩に襲われた次第です。
こちらの記事で
僕の好きなドラマーたち

この曲でJeffは、まるでクロード=モネのごとく絵筆を走らせている。

と表現されてて、美しい表現ですね。
うん、絶対ライブでやりたくないなこの曲。
って思ってたら、ライブバージョンは結構普通バージョンだった。
まぁそりゃそーだ。
渡辺美里がかわいそーです。
そんな感じで、久しぶりに往年の曲を耳コピしたり、ミュージシャンについて調べたりしましたが、
今やいろんな情報がサッサカ手に入ってビックリです。
レジェンドレジェンド持ち上げるのは後からいくらでも出来るのですが、
当時ご本人が生きてた頃、どんな気持ちで家に帰ってたのかなー、とか
日本に呼ばれて飛行機乗ってる間、この曲の構想どーやって練ってたのかな、とか、
ライブでどこを演出にしようとか決めてたのかな、とか。
私としてはあくまで「時代を進めてる側」「クリエーションしてる側」の気持ちの方が気になるかな。
オタク気質なので批評、評論ってしたくなっちゃうんだけど、そちらは私の仕事じゃない。
語り尽くすことで「分析」は出来るんだけど、その次に生まれるものってコピーでしかないからね。
AIと一緒だよね。
そっちの分析コース行くんじゃなくて、例えばポーカロさんという人物が「どこの霊的インスピレーションに繋がって日々音楽やってたんだろ?」っていう「インスピレーションの出元」を探って、
それを自分なりにキャッチして繋がってみて、自分の道を歩き直すっていうか。
そういうやり方が「生きてる音楽」になると思うんだよね。
ここをもっと説明しようとすると結局チャネリングの話になっちゃうだろうか。
分析は分析屋に任せて。
先人の偉業っていうのは、あくまで先輩としてその人なりにソース(源)を表現してくれた一形態なんだよね。たまたまその手段がドラムだったり漫画だったり、って訳で。
人間は人間らしく自分を活かして、先輩を参考に見つつも
「生きてる音楽」「今自分が天と共に生み出そうとしてる何か」に集中して、あくまでクリエイティブに在るって強い意志が重要だ!
と、私は思ってまーす。
そうじゃないと評論家に潰されちゃう。
かといって「評論しないで♡」って言うのもおかしいし(笑)
そんな感じ。
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