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偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法 [ ぎん太 ]
読まれた方もいらっしゃるかと思いますが、開成高校に通うぎん太くんが、
自分の過去を振り返って、お母さんがしてくれたあの手この手の教育方法を漫画で描いたもの。
これ!すごいです。
軽いタッチで描かれてるものの、心理学的にはあれやらこれやら研究されるべき技だと思う。
もっと早くに読んでいたかったなー。
勉強をやる事が本当に自然に好きになるよう、生活の随所にあらゆる仕掛けがナチュラルに仕組まれてるのです。
特に参った〜!って思ったのが
「勉強する時お母さんはずっと抱っこしてた」というくだりです。
勉強する時間が、お母さんに甘えてる、コミュニケーションしてる時間なので、
子供にとって勉強するご褒美=お母さんと一緒にいる事
という図式が最初からできあがってるのでした。
他にも色々な工夫が見られるのですが、
結論を言えば「お母さんの意識が子供にちゃんと向いてる」という事です。
よく子供を見ていて、よくコミュニケーションし、よく時間をかけてます。
お母さんは自分の時間を、きちんと子供に割いているのです。
専業主婦じゃないと出来ない事じゃん〜って私も思っていました。
むしろ専業主婦の人をちょっと恨んでいたかもしれない。
それにぶっちゃけ私はそもそも子育てに興味なかったのです。
2人育ててみて変わりましたが、基本他人に興味がないタイプなのです。
おまけに潔癖気味で、人とベタベタ肌接触するのすら苦手。。
次男産んで大分緩和されましたが。
そういう女性って結構いると思う。
ただ、キモは「お母さんの意識が自分に向いている、と子供が認識する事」なので、
必ずしも24時間べったり一緒でなくても良いのだと思います。
仕事抱えてると子供なんて見てる余裕なく帰ってくるもんですよね。
ミュージシャンなので、作曲活動にヒートアップしてくると、集中力を止めたくなくて子育てどころではなくなります。
5時間でも6時間でもほったらかしです。
正直、仕事以外の時間は全部音楽に当てたい。。
いつもバランスが難しいです。
まずは互いの信頼関係、愛情関係が構築されている事が、全ての土台だと納得できる本です。
信頼関係とコミュニケーションがないのに、学校行け!とかテストがんばれ!とか言っても、本人の心には響かないでしょう。
あともう一つ、子育て動画で有名な「てぃ先生」の動画の中でも、これに感激しました。
子供が競争に勝ってつけた自信は失いやすい、
子供は、他人ではなく自分に勝つ体験をする事で、本当の自信を身につける
という内容。
おっしゃる通りですな〜。
これも結局母親としては全然出来てません。
いつも先回りして子供の準備してしまうので夫に怒られます。
なんか条件反射のように動いてしまうのよね。。
年下の面倒とか見た事なかったタイプなので、「え!?子供ってこんなに何も出来ないの!?」と息子のあれやこれや巻き起こすトラブルに、ほぼトラウマのようにあれこれ準備するようになってしまったのかも、、。
てぃ先生は実際に保育園の先生という事もあり現場主義で、
子育て理論をあれこれ言うというより、「子供のハートに響いているか?」を観察して
直球で届くよう、大人の言動を修正しているように感じます。
理論が大事なのではなく、子供のハートが大事なのですね。
「子供に、お母さんは僕の事を気にかけ、時間をかけてくれてると認識させる」
「ご褒美はモノではなくお母さんの抱っこ」
「自分に勝つ体験を増やす事で、本当の自信を身に付けさせる」
低学年のうちにこの3点が出来てると、後は楽〜に進んでたのかもしれません。
子育てもそろそろ終了しようとしている今日この頃。
今更遅いわーーー。
それにやっぱりめんどくさいよー。
自分のやりたい事にだけ集中していたい。。
とは言え、まだもうちょっと子育ては続くし、なんとか出来そうな点があったりもします。
自分の言動を見つめ直して、ちょっとずつアップデートしていきたいと思いました。