「子どもたちのゲーム依存について」という講演を聞いてきました part2.


この話を、ウチの息子たちにも話したところ、
長男がけっこう意見を言いました。
彼は中学時代はオンラインゲームにはまりこんで、ゲーム依存だったと自分でも言ってます。
ゲームの大会に出たり、セミプロチームに所属したり。
本人も瞬発力が高くて、適性があったってのもあった。
学校のテストでは平均以下でも、ゲームの世界じゃ強くて、仲間にあれこれ指示出したり尊敬されたり。
一番「ヤバイな!」って思ったのは、
「ゲームしてる間は違う人格になってるから、途中でやめられない」って言い始めた時。
ゲーム用に違う人格があるんだそうで。
2時間やって30分休憩して、また戻るとか、そういうの無理だから。
だったら最初からやらない、と言って本当にその日は一切ゲームをせず寝てました。
長男の主張によると
「ゲーム依存はゲームの種類による」んだそうで、
「一人でやる系のゲームだったら依存できない」と言ってました。
どのゲームが依存と関係性が深いかも調査すべきだ、って意見みたい。
子供達がやってるゲームにも
FPS(一人称視点)、バトルロワイヤル、RTS(リアルタイム戦略系)、MMORPG(大規模同時参加型RPG)、MOBA(チーム戦Eスポーツ)
と色々あるですが。
長男はフォートナイトやバロラントってバトルロワイヤル系のゲームでプロ目指して、
最後はやはり強者に負け続けて心が折れたらしい。
他のゲームやろうと「原神」ってMMORPG系のゲームにハマったそう。
人気のゲームだけど、友達と一緒にっていうよりは、一人でコツコツ集中して進めてたら、
いつの間にか「依存」って感じではなくなったらしい。
一人でやってるから、オンライン上で別のペルソナとして振る舞う必要がなくなって、
例の二重人格みたいなのが無くなったせいかも、って私は思うけど。
その辺から高校で軽音部に入り、先輩と知り合ってなんかよく分かんない活動始めたり、
フィリピンに短期留学行ったり、リアルでの色々な体験が増えた模様。
今の彼をみると、ゲームは相変わらず好きで楽しんでるけど
「1番ではない」というのが良く分かる。
本人も「中学時代は中毒状態だった」て苦々しく言ってるから、
本人だって「中毒だと分かってるのにやめられない」苦しい状態だったのかも。
「仲間、リアルな体験、新たな目標」
この3点が現れて来た時、確かにゲーム依存からは抜けてきてたんだと思う。
コロナ禍の中、IT化進めるのはしょうがないとは言え、
ゲーム会社の周到な「依存させて習慣化させる」戦略や、IT世界のスピードに、
医療、教育が全然追いついてってないんだよね。
実際の子供たちは最前線にいるわけで、
彼らの実態について統計取って、把握して、医療的対策立てて、立法化して、
サポートチーム作って、教育委員会で審議して、、、て。
そりゃ何万光年彼方だよ、って感じ。
私自身がIT系で働いてたのもあり、結構早くからプログラミング教室とか行かせて、
ゲームもminecraftとか、かなり早い時期からやらせてたけど。
今となっては私の結論は
「ゲームやSNSは高校からで良い」って感じ。
そんな結論も出る前に、バリバリやらせて育ててしまったデジタルネイティブ世代は、
ある意味「被害者」かもなーと思う。
工業化が進んだら、工場から廃棄物が出て公害被害が起きたのと同じ。
公害被害ならぬIT被害かな。
学校で配られたタブレットで、ウチの次男が「指が痛い」って言い出したのも同じ問題だと思う。
トラックパッドで、手指のマウス腱鞘炎ってエンジニアあるあるの症状。
PTAの役員会で校長が隣に座ってたので、コレはチャンス!っと
「子どもたちの指にも注意した方がいいと思います」
って進言したら、納得してくださって
「タブレット始めるに当たって、視力については懸念してたんですが、まさか指もとは。
ただ、そういうのは大学機関とかで研究結果を出してもらって、その後教育委員会で討議できる形になるんですよね」
と言われました。
そりゃ時間かかるなー。
指だけじゃない、ストレートネックも相当進む。
視力も勿論だけど、注意力、骨の成長、前頭葉の成長、電磁波の問題、、
色んな事が不明なままどんどん進化は進んでいくのも、もう止められない。
子供の成長、技術の成長、どちらも留意して
大人同士も、大人と子供も、頻繁にコミュケーションしてく必要あるなぁ、と思いました。
そして、次回はメタバースについて。
また今度〜。
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