特に顕著な「メタバースしょぼかったね」敗因は「過疎化」だそうです。
息子が参加してたゲーム上でのオンラインフェスとかでもそうなのですが、
画面に見える参加者が意外と人数少なくて閑散としてるのです。
あれ、寂しい?みたいな。
例えば、チームで入った3D空間にリンゴが一つあったとします。
自分が真っ先にそれをゲットした場合、
他の人にも自分の動きは見えますが、実際には微細なタイムラグが生じます。
自分がリンゴ取った瞬間に、他の誰かもリンゴを取ったら、一体どちらのものになるか?
そういった遅延や負荷を避けるために、実際はリンゴはチーム人数分、
全部複製されて本人の3D空間に映し出されてるって事らしいです。
遅延回避のために、チーム分丸っと複製してるのですね。
一度に入れるチームの人数も5人とかが限界なように設定されています。
プロセカライブも客、光るボーになるし。
そんな訳で「メタバースでみんなで参加!」って言っても、
実際には何人か入ってても、自分の画面上には5人とか。
結構よくある1人だけ、、ポツン。
マッチング待ってます、みたいな。
ただし、これも現在のAIの発展によりもうすぐ解消されるという事でした。
一人だけポツンでもAIがいっぱいすでにいて「あなたを待ってるよ!」みたいな。
今AI熱いですからね。
パズルのピースが揃ってきましたね。
また、「なぜメタバースが流行らなかったか」で、面白かった指摘は
自治体とかが「実際の渋谷を体験しよう!」みたいなダサい事やって、
全然それがウケてなかったって。
はは、作った人かわいそう。(メチャ大変だったと思うが)
なぜなら、リアルに渋谷に行くには移動時間がかかるが、
バーチャル世界じゃ世界が切り替わるのに時間なんかかからない。
一瞬で行きたいところに行けるだけってことで、
実際にあるドアとか通路とか建物って、バーチャル世界じゃ
「不要なもの」なんだっていう点を指摘されてました。
面白いですね。
都市の半分は通路とかドアとかなのに、それがなければどうやって「渋谷!」を体感するんだ?っていう。
第一次第二次と、メタバース失敗扱いされてますが、
本格稼働はこれからなんじゃないかと思います。
これもう「上から決定されちゃってるコース」なんじゃないでしょうか。
車の自動運転が始まるなら、それはやっぱり3Dと絡んでくるでしょうし。
今まで、オンラインゲームでたくさんの子供達、大人たちが
「敵に遭遇したらどう振る舞うか」
「人とのやりとりはどうするか」
のデータをゲーム会社に残してきたと思います。
人間の行動マスデータがたんまり取られて来ており、
はい、あとはこれを3D空間に転写するだけ。
スタンバイオッケー!
って事に、いずれはなるんだろうなーと思ってます。
先日、中国SFの「三体」読んでて思ったのですが、
月に行くにも密閉空間の宇宙船乗らなきゃだし、
宇宙戦操作も目視はあり得ず、全部3D操作なわけですよ。
そりゃそーだよね、宇宙なんだから。
私、画面酔い酷いんです。
3分保ちません。
そして閉所恐怖症です。
窓開けられないタクシーとか乗ると発狂しそうになります。
多分窓のない宇宙船にはいられません。
冒頭の電車に乗り込んできたおじいさんの話もひとごとじゃないのよねー、と思いました。
時代についていけない、肉体的に無理って感じになるな、きっと。
でも多分そういう人、結構いると思う。
化学物質、副腎疲労、ゲーム依存、不登校、
こういう症状を後ろに置いてでも、どんどんテクノロジーは進化してくので、
早めに「え、これきっとこういう症状出てきちゃうよね」って予測立てて、
もう少し深く、慎重に考える知恵あるグループも必要ですね。
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