お茶

06. 02. 2019

  • https://4travel.jp/travelogue/10304819 ※画像お借りしてます

    長男の中学受験が一段落した。
    とてもせわしなく、いろんな事を体験した、面白い数年間だった。

    お茶など習った事はないのだが、抹茶のセットをもらったので
    適当に自己流でお抹茶を立てて
    ボーっと窓から差し込む夕日に身を当てていたら、
    いつのまにか飼い猫が膝の上に乗って丸まっていた。

    いわゆる、窓際で膝に猫乗っけてお茶飲んでるおばあちゃん。
    その時、なんとなく私は色んな事が腑に落ちた。

    息を吐くとき、吐ききる境くらいのところに行くと
    今度は体は吸う態勢に入る。
    息を吸うとき、十分体が満たされた境くらいのところに行くと
    今度は体は吐く態勢を整え始める。

    その間というか一瞬の隙間のようなもの。

    お茶を飲んで、夕日が身を朱く染めるに任せ、
    猫が人肌のぬくもりのように丸まっていた充足感とあいまって、
    なにかがスッと腑に落ちたのだった。

    一瞬は永遠で、永遠は一瞬だ。
    吸う時は地球に乗ってる自分の体、
    吐く時は宇宙全体にいるみんなの体の一つ。

    私は世界の中の私で、世界は私の中の世界だ。

    きっと縁側でみかん食べながらお茶飲んでた日本人は、
    最初からこれを知っていたのだ。
    だから縁側なんてものを作ったんだ。

    欧米に負けて、スケジュールの立て方とか問題の解決方法とか
    一生懸命吸収してるうちに、これを忘れてしまったんだろう。

    そんな事を理解したのだった。

    みなさんも是非、
    息を吸った時と吐く時の境、
    息を吐いた時と吸った時の境。
    夕日をボヘーっと見ながらお茶でも飲んでこれを探してみてください。

    大した秘密じゃないんだよ。